糖質・糖分の摂り過ぎは健康に大きな悪影響

糖の吸収を抑えることは私たちの健康にとってとても大きな意味があります。

 

糖とは甘い砂糖などの糖分のことだけだと思われがちですが

 

それだけではありません。

 

お米やパン、ラーメン、パスタなどの炭水化物やマンゴーフルーツ、桃、パイナップルなどの果物にもたくさんの糖質が含まれています。

 

果物は味が甘いので分かりやすいのですが、

 

お米やパン、そば粉やラーメンの麺にも実は大量の糖質が含まれているのです。

 

一見すると炭水化物は甘くないので、そんなに糖質が含まれているようには感じられないかもしれませんが、

 

よく咀嚼するとだんだん甘くなってきますよね??

 

あれが糖質が炭水化物の中にたくさん含まれている証拠で、

 

唾液のアミラーゼ消化酵素の働きによって糖質の分解が進んでくるため甘さを舌で感じるようになるのです。

 

この糖質が分解されて血液中に入るとインスリンホルモンが分泌されて肝臓や脂肪、筋肉へと運ばれていきます。

 

体の細胞に取り込まれたブドウ糖がエネルギーに変換されることで私たちは元気に活動することができるというわけです。

 

しかしブドウ糖が血液中に増え過ぎるとインスリンがたくさん分泌されしまいすい臓に大きな負担がかかってしまいます。

 

また大量のブドウ糖が脂肪組織に蓄えられてしまうためそのまま運動をせずに脂肪が消費されないと肥満の原因になります。

 

時々なら大丈夫ですが、糖質の多い食事が習慣化してしまうと私たちの健康に様々な悪影響を及ぼします。

 

そうならないために食後の血糖値上昇を抑えることが重要なのです。

 

低GI食品で食後の糖の吸収を抑える

 

GI値のGIはグリセミック・インデックスの略。

 

食事に含まれる糖質が食後2時間後までにどれくらい血液中に摂りこまれるかというブドウ糖の吸収度合いの間接的な指標の数値になります。

 

GI値が高い食品は高GI食品を呼ばれ、高GI食品ばかり食べていると、下記の生活習慣病にかかるリスクが高まります。

 

  • 耐糖能異常
  • 糖尿病
  • メタボボリック症候群
  • 脂質異常症
  • 動脈硬化
  • 高血圧

 

具体的にはGI値が70以上の場合に高GI食品に該当します。

 

GI値が55~70の中間ゾーンの食品は中GI食品に分類されます。

 

私たちの健康にとってはGI値が55以下の低GI食品に分類される食品が望ましいので、

 

日々の食事でなるべく多くの低GI食品を摂取するようにしましょう。

 

炭水化物はGI値が高い食品なので食事の後で短時間で糖質の分解が進み小腸から血液中に大量のブドウ糖が入ってくるので血糖値が急上昇してしまいます。

 

GI値が高い食品ばかり食べているとやがてすい臓が疲弊してインスリンホルモンの働きが悪くなり、

 

分泌のタイミングが遅れてしまったり量が足りなかったりするせいで食後いつまで経っても血糖値が下がらなっていきます。

 

すると血中の増えすぎたブドウ糖がいつまでも血液中に残っているせいで、

 

全身の血管や神経細胞がダメージを受けてしまうので色々な臓器に健康的な被害が及びます。

 

このように食事によって上昇した血糖値がいつまで経っても下がらない状態を糖尿病と言います。

 

食生活を改善して食後の血糖値上昇を抑える

 

食後の血糖値上昇を抑えるためには食べる順番も大切です。

 

ローカーボという言葉からも分かる通りご飯やパンなどの炭水化物は最後に食べるようにしましょう。

 

食事の最初は野菜サラダやピーマンと人参の金平などの副菜から手を付け、

 

次にスープやみそ汁などの汁もの、そしてお肉やお魚などの主菜(メイン)と食べていけば、

 

ご飯を食べる頃にはけっこうお腹が満たされているので炭水化物の食べ過ぎを抑えることができます。

 

食物繊維や炭水化物などバランスを考えた食事をすることで、

 

炭水化物単体の食事よりも消化管ホルモンの働きによって食後の血糖値上昇を抑えることができます。

 

また食事にかける時間も大切で早食いは食後の血糖値を急上昇させてしまう原因になります。

 

少なくとも食事に15分はかけるようにしましょう。

 

しっかり咀嚼することで満腹中枢が刺激されるので、食べ過ぎを防ぐことができます。

 

糖尿病の本当の怖さは血中の溢れた糖によって私たちの大切な臓器がダメージを受けてしまう合併症にあります。

 

  • 慢性腎臓病
  • 網膜症
  • 神経障害

 

慢性腎臓病は食生活の改善など治療せずに放置して悪化してしまうと、

 

透析治療が必要になってしまうので時間的にも金銭的にも大きな負担を強いられることになります。

 

日常生活がままならなくなって、仕事も続けることも困難になります。

 

それで治療費がまた支払えないという負のスパイラルに陥ってしまうケースも多々あります。

 

神経が障害されることで感覚神経の麻痺や手足のしびれや痛み、疼痛を引き起こし徐々に末梢神経が侵され様々な臓器の機能が低下してしまう怖い症状です。